日本には日本3大瓦と呼ばれる
「三州瓦」「淡路瓦」「石州瓦」があります。

三州瓦は愛知県・淡路瓦は兵庫県・石州瓦は島根県で生産されています。

瓦の製造方法は、その土地の風土によって
進化しているので、特徴もそれぞれ異なります。

三州瓦

広島の瓦屋根

普及率は一番で、国内で最も使用されています。

愛知県西部で生産されており
全国でも最大規模の生産地です。

三州瓦の特徴

1 耐火性能:不燃材なので、燃えにくい
2 防水性能:陶器質なので、水を通さない
3 耐寒性能:凍結しにくいので寒冷地でも長持ちする
4 断熱性能:断熱だけでなく遮熱機能をあり、通気性能が高い
5 耐震性能:高い耐震性能を持っている
6 耐久性能:高温焼成なので強度が高い
7 防音性能:瓦特有の高い遮音性がある
8 快適性能:夏は涼しく冬は暖かい

地震・台風にも強い三州瓦

愛知県陶器瓦工業組合では、三州瓦とガイドライン工法(屋根の施工方法)を組み合わせることを推奨しています。
ほとんどの瓦は重量がある為、地震に弱いイメージがもたれがちですが、ガイドライン工法は、今後発生が危惧されている「東海大地震」を想定して考えられています。
平成12年、建設省(当時)は全国の自治体ごとに「基準風速」を決め、大型台風下の強風でも瓦が飛ばされない工事を実施するよう指示しました。 この「基準風速」に従って、標準施工方法を示したのが「ガイドライン工法」です。

瓦屋根の強風対策で、最も大切なのは
瓦表面に当たる風だけではなく、巻き上げる風圧対策です。
風は通り過ぎる時に「瓦を巻き上げるカ(内圧)」が働きます。
「ガイドライン工法」では、風が瓦に当たった時の外圧と、
持ち上げようとする内圧を緻密に計算して施工します。

三州瓦のまとめ

三州瓦は全国での設置数が一番多く、バランスの良い瓦です。
瓦メーカーも多く様々な防災瓦の製造販売がなされているので、
用途に応じて選びやすい瓦といえます。

淡路瓦

広島の淡路瓦
一番の特徴は「なめ土」と呼ばれる粘土瓦に適した土で、粒子が細かく美しさに定評があります。

淡路瓦の特徴

1 耐震性能:瓦の軽量化、屋根葺き工法で震度7の地震に耐えられる
2 防火性能:1,000度以上の高温で生産され高い耐火性能
3 対劣化性能:退色、変色に強い耐劣化性能
4 防水性能:表面のガラス質が水をはじき、除水する防水性能
5 高通気性能:空気が通る道が自然に通気・換気してくれる
6 省エネ性能:耐熱、断熱性能に優れ「夏は涼しく、冬は暖かい」
7 耐圧性能:寒冷地の積雪でも十分な強度を誇る耐圧性能
8  美観性能:色味・質感に定評がある美しさ

進化する淡路瓦

いぶし瓦の美しさをフラットにすることで
モダンな屋根材を開発しています。
自然環境に対する関心が高まる昨今、太陽光ソーラーパネルと
瓦の一体感を可能にしています。

従来の屋根材としての機能だけでなく、
生活環境に合わせた独自の進化で、
目が離せません。

淡路瓦のまとめ

淡路瓦は機能さることながら、その美しさに定評があります。
生産量こそ三州瓦より少ないですが、決して性能が
劣っているわけではありません。

石州瓦

広島の赤茶色の石州瓦
東広島市では、赤茶色の屋根を多く見ますが
その瓦が、この石州瓦です。
約400年の歴史を有し、寒さに強く
とにかく固い瓦の代名詞です。
3大瓦の中で最も高い1200℃以上の焼成温度で
焼きしめる事で、硬く締った瓦です。
東広島市では、その景観を残すため
学校や公民館でも積極的に石州瓦を使う
取り組みを行っており
今でも赤茶色の瓦屋根が多くあります。
三州瓦に次ぐ生産量を誇ります。

石州瓦の特徴

1 防寒性能:何といっても寒さに強い。凍りにくく吸水率が低い
2 防火性能:不燃材料の粘土瓦を使用
3 耐衝撃性能:JIS企画の約2倍の強度を誇る衝撃性能
4 耐久性能:腐食変色、酸性雨、寒さ、塩害にも強い
5 耐震性能:震度7の揺れに対しても安全であることが実験で確認されています
6 耐風圧性能:ガイドライン工法に基づき、日本最大の基準風速を越える結果
7 省エネ性能:耐熱、断熱性能に優れ「夏は涼しく、冬は暖かい」
8 防水性能:透水量は、きわめて低く、雨漏りの原因となる水滴を発生させない
9 塩害性能:海の近くで生まれた瓦ならではの、塩に強い瓦

石州瓦=赤瓦(来待瓦)のイメージが強いですが、
近年ではデザインも豊富になり、近代建築にも
採用されるようになっています。

石州瓦のまとめ

石州瓦の一番の魅力は耐久力です。
寒冷地方で多く見られますが、現在は沖縄など
暖かく塩害が起きやすい地域でも使われています。
全国各地で選ばれている石州瓦。積雪や塩害にも強くて海側や北側に利用されることが多い瓦になります。

日本3大瓦をご紹介しましたが
特徴は、それぞれにあり、
地域の気候に合った瓦を選ぶ事が
最良の選択になります。

瓦一つとっても、種類が多く
結局、何をどうすればよいのか?
知れば知るほど、次の疑問が
湧き上がってくるものです。
そんな時は、お気軽に
お問い合わせ頂ければと思います。

 

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