今の日本で1年間にどのくらい地震が起こっているかご存知でしょうか?

震度が大きな地震はニュースで取り上げられるのでご存知の方は多いと思いますが、

実は震度が1~2の地震を含めると去年1年間で約2,025回地震が起こっているのです。

 

こんなに多くの地震がこの小さい日本の中で発生していることが現実です。

また、地震によって倒壊した家屋も多く、

2016年に起こった「熊本地震」では

住宅の全壊が8,673棟、半壊が34,726棟、

一部破損が162,479棟が確認されています。

 

実は、同じ被災地でも倒壊してしまった家屋と、ほとんど被害を受けなかった家屋があります。

 

この違いはなんでしょうか。

 

答えはなんと・・・

 

 

屋根ダイエット

屋根にも「重い」・「軽い」があることはご存知でしょうか。

屋根の重量が重いと軽いのでは、お住まいの耐震性は大きく変化します。

「瓦」の屋根の重さとスレート屋根、金属屋根の重さの違いを図にまとめました。

 

瓦屋根は車8台分の約6tに対して、金属屋根は車1台分以下の約600kgと

お住まいに掛かる重量に大きな差が出ていることが分かります。

 

家の重心と屋根

地震が起こった時の家屋の揺れは、重心の位置によって大きく変化します。

屋根が重い場合、重心の位置が高くなり、建物のバランスが不安定になります。

その為、揺れが大きくなってしまいます。

また、実際に揺れが起こりますと遠心力が働き、

先端に行くほど揺れが大きくなるため、

実際の重さの倍以上の力が加わります。

 

では、屋根を軽くした場合はどうでしょうか?

 

屋根が軽くなりますと、重心の位置が下がる為、

家のバランスもとりやすく、揺れが小さくなります。

 

耐震性能と屋根の葺き替え

建築基準法には、耐震基準が定められており、

住宅性能表示制度に基づく建物自体の構造の強さの目安が耐震等級です。

数字が高くなるほど耐震性が高くなります。

地震係数は家屋の構造上の耐震補強性能を示しています。

金属屋根の葺き替えをすると・・・

屋根材が重いと、当然ですが重い屋根を支えるため、

柱や壁をたくさん設置します。

重い屋根材である「瓦」を用いたお住まいを、

軽い屋根材に葺き替えた場合、既存の柱の数はそのままで

屋根の重量を半分以下に下げることが出来ますから、
家の耐震性能は高くなります。

 

屋根の軽量化には、

 

金属屋根

 

が注目を浴びています。

 

【金属屋根】 

金属屋根」は軽い屋根材として有名なものの1つです。

金属屋根はたくさんの種類があります。

 

〈ガルバリウム屋根〉

一般住宅でよく使用されます。錆にも強く、加工性も優れており、

屋根だけではなく、外壁(金属サイディング)にも使用されています。

 

〈トタン屋根〉

工場や倉庫などで多く使われています。

また、板金と垂木のみでできる屋根のため、住宅密集地のような場所でも施工可能です。

 

〈ステンレス屋根〉

水回りなどで使用されるステンレスは錆に強く、

雨にも強いことが特徴です。

大方建築物に使われることが多く、非常に高価で住宅にはあまり使用されていません。

 

〈銅屋根〉

塗り替えの必要がなくメンテナンスコストもかかりにくいことから、

神社仏閣で使われる事が多い屋根材です。

 

〈チタン屋根〉

酸性雨や潮風に対し耐久性があります。また、金属の中でも強度が高く、

メンテナンスコストも低くすることが出来ます。浅草寺などで使われています。

 

金属屋根は、

カラーも豊富であり、

景観を損わず自分好みの屋根にできるため、

近年では、最も人気の高い屋根材です。

 

重さ目安として、同じ広さであれば、

金属屋根の重さは瓦屋根の約10分の1程度に抑えることが出来るため、

重心の位置が下がり安定感が増します。

また、金属屋根は、瓦屋根とは異なり一枚ずつ積まないため、

地震の際に、屋根が落下・強風で飛ばされる可能性がないことも魅力となっています。

最近では、雨音などの騒音を図書館の静けさほどに防ぐ性能など日々進化をし続け、

より使いやすい屋根になっています。

ニチハの「横暖ルーフプレミアム」では、

特許庁長官奨励賞を受賞し、穴あきを25年保証している等、

非常にコストパフォーマンスが高く人気を集めています。

 

この様に軽い屋根材は多くの種類があります。

しかし、金属屋根も様々なメーカーがありますので、

専門家の方に相談し、お住まいの雰囲気に合うような

ぴったりの屋根材を見つけていきましょう。

 

こだわりの屋根瓦派

もともと瓦を使ったお住まいで、

 

 「瓦屋根のあのずっしりとした高級感や持ちの良さが好き」 

 

という方もいらっしゃいます。

 

瓦は、耐久性や断熱性、高級感など様々な魅力を持っています。

この魅力は、お住まいの耐久性を考えたとしても

なかなか手放すことはできません。

近年、そんな瓦の魅力をそのままに、

耐久性があり、従来の瓦の半分以下の重量の

ハイブリッド瓦」があります。

瓦を「ハイブリット瓦」にするだけで、

遠心力が抑えられ、耐震効果が期待できます。

 

こだわりの棟

屋根の頂上部分である「」には、写真の様に赤土が詰まっており、

屋根の重量を増やしている要因になります。

 

このような赤土がずっしり詰まった「棟」を軽くする方法があります。

 

ハイロール工法」です。

 

ハイロール工法」を用いれば、

通常漆喰・南蛮で施工していた部分がハイロール(防水テープ)になるため、

屋根自体の重さが約70%も減量できるにも関わらず、

費用は屋根の葺き替え工事をするよりも約半分まで抑えられます。

予算の都合上、どうしても屋根まで考えれないという方は、

ハイロール工法」もあります。

 

 

下の記事に私たちの「身近な重心」について取り上げていますので、

参照して頂くと、より理解していただけるだろうと思います。

 

「身近な重心」について詳しくは

こちら

 

 

屋根はお住まいにとっての「顔」です。

 

「あの赤い屋根の2件先ですよ」

「あの青い屋根の近くにお店がありますよ」

 

等と、お住まいの屋根というのは周辺からの目印になります。

 

この屋根が、ちょっと手を加えるだけで

台風や地震などの災害があったもしもの時に、

安心できる場所になれるとどうでしょう。

小さな行動一つが、誰かの支えや安心になり、

多くの方が笑顔で過ごせる未来になるよう願っています。

 

まずは屋根の無料診断をして

今のお住まいの状況を把握されることをお勧めします。

お気軽に「ホームページを見た」と

お伝えください。

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