未だに「30坪の建物で外壁シリコン塗装35万円」というチラシを見かけます。 チラシの坪数をみると、ほぼ30坪台が対象になっています。 全国で最も多い建坪は30坪台の建物で、第2位が29坪以下、第3位が40坪~49坪台と続きます。 最も多い30坪台の建物を対象にしたチラシが多いのは、こういった背景があるからです。 そもそも外壁塗装費は、極端な値引きができる仕組みにはなっていません。 住宅の劣化状況やお客様の要望に合わせて見積り金額を算出する方法なので、激安をウリにしている業者には慎重な対応が必要です。 シリコン系の塗料といっても、グレードの低いシリコン塗料もあるので、品質の確認も必要になるでしょう。 激安という言葉には、気持ちを動かされますが、どうしてそんなに安いのかを確認してみる事はすごく大切です。 外壁塗装といっても外壁のみを塗装するわけではなく、軒天や破風板など、木部鉄部も塗装します。 また、全く同じ建て坪であっても外壁の長さは違います。 外壁の長さが違えば、塗装する面積が異なるので塗料がその分必要になり施工額は高くなります。 ちなみに塗料の使用量(塗布量)は、塗料メーカーが明確に決めています。 300㎡を3回塗った時の「塗料金額」と大工さんの「人件費」を「合計」した「㎡あたりの単価」を「設計単価」として各メーカーは公式サイトでも発表しています。
大手3社の公式サイト
もっと言うと外壁の材質によっても、塗料の量は変わります。 ザラザラしている壁ほど塗料の使用量は増えます。 そして、外壁塗装に必要になるのが「足場」です。 隣接する建物との空間があれば、通常通り足場を組めますが、密接していて狭いスペースしかない場合は、足場を組む時間がかかるので費用もあがります。 劣化の進み具合も価格に関係してきます。 劣化が激しい場合には、大工さんの補修工事が必要となり、その費用は余分に必要となります。 建て坪だけで、低価格をうたうチラシは、何かしらある可能性が高いので、最終見積もりを取る前に、必ず業者に建物を見てもらう方が無難です。 それでも心配なら主に公共工事の際に提出する書類で「出荷証明書」というものがあります。 設計図面通りに施工されたかを検証するための書類で、缶の数が書かれています。 数量の水増し分を調べるのではなく、指定量より少ない時を重要視してチェックするのに使います。 ○回を指定の厚みで塗らなければいけないのに、数量が少ないと、薄めたり、塗る回数を減らしたりしている可能性が考えられます。 これで、完璧に不正を防止できるわけではありませんが、不正されにくい状況は作り出せます。 ただ、マンションでは、提出が必須になっていますが、戸建は必須ではないので、提出しない会社が多いです。 何もやましい事がない優良工務店であれば、依頼すれば出してもらえるので、覚えておくといいかもしれません。 少しでも疑問等がございましたら、お気軽にお問い合わせください。 広島の屋根修理のお問い合わせ