住宅の中で最も紫外線を浴びるのは屋根で、その次が外壁です。
日当たりのよい場所ほど、浴びる紫外線量も増える為、塗膜の劣化スピードは早くなります。
塗装面の汚れは、モップで拭いたり洗う事で綺麗な状態に戻せますが、変色は塗料の劣化なのでどんなに拭いても元には戻りません。

変色したら外壁塗装をした方が良いと言いますが、今日はその当たりを考えてみましょう。

まずは基本となる紫外線を知る

母子手帳は1998年に、「日光浴」を推奨する記載が消え、「外気浴」という表記に変わりました。
日光浴はビタミンDをつくるので健康に良いとされてきましたが、現代では食事から必要なビタミンDを摂取できます。
ビタミンDの摂取よりも、紫外線から受ける悪影響の方が懸念され始めたからです。

よくある誤解をQ&Aにすると

Q.曇った日は、紫外線がないから日焼けもしない
a.曇り空のように薄い雲は、80%以上紫外線を通します。晴天時より減少はしますが、日焼けのもとになるUVBは、ほぼ変わりません。

Q.涼しい高地は、暑い低地より紫外線が少ない
A.人が感じる暑さ、寒さは赤外線によりもので、紫外線量とは無関係です。標高が高いと、紫外線量は多くなります。

Q.家の中には、紫外線は入ってこない
A.家の中でも窓ガラスを通過し紫外線は入ってきます。

Q.日陰は紫外線が届かない
A.紫外線は空気中で散乱したり、地面からの反射もあるので直接太陽にあたっていなくても紫外線を浴びてしまいます。
上下・左右・前後あらゆる方向から紫外線は届きます。

紫外線の強さ

レントゲンで使用される、X線ほどではありませんが、紫外線の強さがわかります。

その紫外線を浴び続けると、染料分子が乱れてしまい、色あせ・変色がおきます。

屋根(外壁)塗料の変色していたら、塗膜が劣化していると考えて間違いありません。

塗装が劣化する段階は?

1.塗料は、まず光沢が失われてきます。塗膜が劣化するからです。
ツヤのある塗料を使って塗装をしても、数年するとツヤ失われてきます。
ただ、ツヤがなくなったからといっても、すぐに防水効果が無くなるわけではありませんのでご安心ください。

2.変色し始めます。塗料が劣化し、変色・退色が始まります。
塗料の劣化は、基本的に塗り替えするしか対処方法はありません。

3.チョーキング現象が始まります。塗膜が老化すると、表面より粉化していき外壁を触ると手に粉がつくようになります。
防水効果がなくなるので、汚れが付きやすくカビも繁殖しやすくなります。

4.ひび割れが始まります
ひび割れから雨水が入ると、下地にもダメージを与えます。
外壁の目地劣化も下地を傷めるので要確認です。

5.剥離が始まります。
塗装の劣化が進むと塗膜が付着力を失ってはがれていきます。
ここまで来ると、下地がむきだしになり劣化スピードが急激に速まります。

「3」のチョーキング現象までであれば塗装の塗り替えで対応できますが、「4」以降になると下地処理が増えるのでコストが上がってしまいます。
2の変色の段階で、専門家に相談するなど準備を始めるのが良いでしょう。

色があせにくい色は?

白、黒、青です。変色しにくいというか変色がわかりにくい色です。ただ、汚れは目立ちやすいです。
白色の特徴は、紫外線の影響を受けるとやがて黄色に変色していく事です。
毎日の生活の中では、気がつきにくいですが、ふとした時に黄色っぽいなと気づく方が多いです。
黒は車と同様に汚れが目立つ色です。

色があせやすい色は?

鮮やかで原色に近い、ハッキリした色です。赤、緑、紫、黄色などです。
住宅全体を紫色にしたいという方は少ないですが、部分的にアクセントとして使いたいと考える方がおられるかもしれません。
避けた方が良い色である事は知っておきましょう。

広島で外壁塗装の人気色は?」でお伝えしているように、ベージュ・グレー・ブラン系が人気なのも納得です。

コケ・藻・カビの見分け方

日当たりが悪かったり、風通しが悪い場所で多く見られます。
色でおおよその見分けはできます。
外壁が緑色に変色している場合であれば、コケや藻が発生していて、外壁が黒く変色しているならは、カビが発生しています。
カビは、コケや藻を栄養として繁殖しますので、コケや藻がすでにあるとカビが発生しやすい環境です。
カビやコケの発生を防ぐには、防藻・防カビ塗料を使用するのが一般的です。
塗装前の高圧洗浄時に、バイオ洗浄をしてコケや藻を取り除き、再発しにくくする事もできます。
疑問点や知りたい取り上げてほしい内容のご希望等ございましたら、遠慮なくご連絡下さい。

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