広島県東広島市で2階建て住宅を1階建ての平屋にする減築リノベーション工事を行いました。 「減築」という言葉を初めて聞いたという方が、おられるかもしれません。 この「減築」リノベーションは、近年人気の方法なので、これを機に覚えておくとよいでしょう。 減築が注目される背景の一つに、大型地震の発生予測があります。 もともと日本は、世界的に見ても地震が多い国でマグニチュード6以上の地震の 2割以上は日本で発生しています。 減築は、建物をバランスよく縮小する際、柱や壁などに掛かる負担を計算するので、耐震性の向上は、嬉しい事ではないでしょうか。 今回は、元々2階建てだったお住まいを平屋に変更したので、横揺れには当然強くなっています。 その他、キッチンやお風呂といった水廻りにも手を加え、生活動線の見直しも行いました。 それでは減築リノベーションの解体から完成までの様子を写真を交えてご紹介します。

工事情報

工事内容:住宅改修建替工事 築年数:50年前後 【工事前】 【工事後】

工事の様子

減築部分の解体、屋根の補修、外壁の補修・塗装、浴室・キッチンなどの内装工事を含む お住まいの全体の改修工事を解体からご紹介していきます。 今回は2階部分と1階の和室3部屋を解体していきます。 まず、解体作業の際に傷つく恐れがあるので家具の運び出しから始めます。 家具の運び出しが終りましたら、手作業で撤去できるたたみやサッシ、断熱材などを取り除いていきます。 一度お住まいを空にした後、床の板、窓を取り外していきます。 その後、クレーン車を使用し壁や屋根を解体していきます。 この際に、お住まいの基礎部分となる大事な構造体は壊さないよう慎重に作業を行います。 解体作業で出た廃材は木くず、ガラスくず、コンクリートくず、がれき類などは分別して処分します。 解体後、基礎を掘り起こし撤去します。 この際に地中に廃材やコンクリートの塊が残っていないかも確認します。 コンクリートの塊が埋まったままですと、 躓き怪我をする恐れもありますからショベルカーで掘り起こしながら確認します。 異物がないか確認した後、重機やローラーを使って地面を平らに整地します。 更地になったスペースは奥様の趣味である、ガーデニングスペースとして活用されます。 とても喜んで下さったお顔が印象的でした。 解体後は残った住居部分の補修を行います。 屋根の漆喰の塗り直し、傷んだ瓦を新しいものに取り換えます。 瓦屋根の補修・漆喰の塗り替え作業が終りましたら、外壁の補修を行います。 下地の調整として、防水紙の上にラス網を張り、モルタルを塗っていきます。 ラス網はモルタルの剥落を防ぐために下地に使用する金網です。 外壁の下地処理を終えた後、塗装を行います。 塗装は、計三回(下塗り・中塗り・上塗り)行います。 外壁の傷みやすい箇所や劣化具合により塗装回数は3回から4~5回と増えることもあります。 外壁の傷みに合った適切な回数を塗装することで、塗料の機能も向上し耐久性も大きく上がります。 外観にも大きく影響しますので塗りムラが出ないよう丁寧に作業します。 瓦屋根の補修と外壁の補修が完了しましたら、外観作業は終了となります。 色ムラや塗り残しがないか等の最終チェックが終りましたら、内装工事に移ります。 内装工事の様子です。 床の設置の前に、床下に配置する給排水の工事を行います。 給水・給湯配管と排水配管を取り付け、各部屋の水栓が配置される位置に設置していきます。 給排水設備工事は施工精度が非常に大切な工事です。 この工事で不備があると建物の「構造部材」や「断熱材」に大きなダメージを 与えてしまうので慎重に設置しなければなりません。 配水管設置後は床のフローリングを貼り、浴室の工事に入ります。 既存の浴室を解体し、土間コンクリートを打ち込みます。 整地後、新しいユニットバスを取り付けていきます。 ユニットバスの場合、従来の浴室と異なり、 浴槽や壁・天井・床などのパーツを工場で作り、施工現場で組み立てます。 浴室が完成しましたらトイレの床・壁を施工していきます。 既存の壁紙を取り外し、下地を整えて壁紙を貼ります。 壁紙を貼り換えたら便器・タンクを設置します。 壁紙を明るめの色を選ぶと清潔感が生まれ、暗めの色を選ぶと落ち着いた雰囲気になります。 便器やトイレ前の廊下、部屋の内装に合わせて色や明るさのバランスを取りましょう。 天井のクロスを張り替えます。 壁紙同士がずれないように慎重に貼り付けていきます。 天井の色は配色によって部屋を明るくする等、空間を演出することができます。 壁紙の色はお部屋のイメージを決定づける上で重要です。 今回リビングは、清潔感のあり落ち着いた雰囲気を演出できる「白色」をベースに貼り換えました。 クロスの張り替え作業が終りましたら、キッチン据え付けの作業に移ります。 今回取り付けているのはI型キッチンです。 まず、キャビネットを取り付け、引き出しや浄水器などの周辺機器を接続していきます。 この型のキッチンはお住まいの事情でどうしても広いスペースを確保できない場合にとても有効です。 横幅の調整も可能なため、レイアウト上の変更や間取り変更の際にも対応できます。 料理をする際の移動が少なく、身体への負担を軽減することが出来る人気のキッチンです。  

工事完了後

工事完了後の様子です。 今回減築したお住まいは、ご両親が建てられた住居です。 和室には思い入れがあり、どうしても残したいという強い要望がありました。 今回は思い入れのある和室の欄間などを使用し、洋室のインテリアとして利用しました。 また部屋と部屋の間に移動可能の「可動間仕切り」を付けて、 部屋の広さを調整できるようにしました。 目的に合った空間を自由にレイアウトできますので、 家事と仕事を仕切るスペースや家族構成や成長の変化によっても空間を変化させることが出来ます。 その時々で、自由に生活スペースを構築できるのも可動間仕切りの魅力です。 気になる水廻りのリフォームをご紹介します。 お風呂やキッチン、トイレは以前の使いにくさや不便な点を考慮し、 ・掃除がしやすい ・スペースを取らない ・使い勝手が良い これらの点を重視し、ショールームで、実際に見て触って選んでいただきました。 水廻りは、つい新商品を選んでしまったり、設備数の多いキッチンを選んでしまいがちです。 しかし、キッチンは、高さや、掃除のしやすなど、好みが出る箇所でもあり 最重要ポイントを明確にしておくことで、満足度の高いリフォームになります。   今回のお風呂は保温性を重視し、 リクシルの「システムバスルーム アライズ」を使用しました。 1.1mとロングサイズの浴槽を採用しているので 足を延ばしてゆったりと入浴することができます。 広い浴室は開放的でリラックス効果を高めてくれます。 台所は、「コンパクトで使いやすいキッチン「手入れのしやすさ」で、「システムキッチン シエラ」にしました。 シエラの特徴は、お手入れがしやすいシンクや 手や物をかざすだけで操作ができるハンズフリー水栓が付いています。 ここまでサッと駆け足で見てきましたが、これだけの工事を行っても、減築の方が新築より費用を抑えることが出来ます。 平屋は、多くの雑誌で取り上げられるようになってからは、若い子育て世代の間では憧れの住まいと答える方が増えています。 生活動線が、スムーズでシンプル 子供の怪我の心配にも目が届きやすい コミュニケーションが取りやすい 天井を高くするなど開放的な空間を作りやすい 平屋は構造的に強く安心 メンテナンス費用が安くすむ 階段部は、意外とスペースがとれる 老後は安心のバリアフリー設計 などメリットは沢山ありますが、最大のメリットは、「自分のスタイルを最も表現できるのが平屋」だと思います。 その他、間取り、デザイン、返済計画、どんな事でも構いません。 知りたいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。 広島の屋根修理のお問い合わせ