空き家になった実家をどうしたらいいのか?
今や社会問題にもなり、ニュース等でもよく耳にするようになりました。
空き家問題の入り口・出口はどこにあるのかなど、お伝えしたいことは山ほどありますが、
まずは広島の現状を知っていただく事が先決ではないかと思います。

空き家問題の現状

こちらのグラフからもわかるように、2つの特徴があります。
まず一つ目の特徴は、四国4県がランクインしている点、
2つ目は、中国地方で島根県と鳥取県を除く3県がランクインしている点です。
中国地方の中核都市であるはずの広島が、島根県や鳥取県より空き家率が高く
全国でワースト10位という不名誉なポジションにいます。
広島県ならば、良い方のトップテンに入っていてもおかしくない。
そう考える広島県民の方は多いのではないでしょうか?
しかし現実は、全国平均を上回るペースで広島に空き家が増えています。

この現状を広島県民は共有する必要があると思います。
日本で最も多い人口は、今でこそ東京都が全国1位ですが
1872年には広島県が「91万9047人」で全国1位にもなったことがあります。

(広島市HPより)
もっと言うと現在の広島県はご存知の通り少子高齢化と人口減少が同時に進行しています。
広島の人口は1998年の約288万5000人をピークに、減少に傾き2045年には1960年代後半と同程度の人口になると予測されています。
広島ホームテレビの開局が1970年(昭和45年)なので
その当時と同等とお考えいただければと思います。
この状況の中、我々は何をどうしたらよいのか?
何が出来るのかを考えていく必要があります。
「家」という個人所有物である以上、所有者一人一人が考えなければいけませんが
一人で考えて答えが出せる簡単な問題ではありません。
問題を一人で抱え込むのではなく、専門家に相談するところから問題解決の第一歩は始まります。
これが、空き家問題解決のスタート地点です。

空き家が増える理由は少子高齢化だけではない

世界と比較しても、日本は空き家率が高い事がわかります。
ドイツの空き家率は1%程度、イギリスの空き家率は3~4%程度と低水準です。
残念なことに今のままであれば日本の空き家率上昇に歯止めはかからず、今後、更に増加すると予想されています。
空き家が増加する理由は、需要と供給のバランスが崩れたり、相続だったり、様々な要因が複雑に絡み合っています。
住宅取得経緯を見ても「相続した」が55%を超え
「空き家にしておく」が32%弱になっています。
その他にも空き家になる要因は
■Uターン率が低いと実家の空き家が増える
■家を新築した後、相続した実家が空き家になる
■子供が県外へ移動し、高齢になった親を呼び、同居する事で実家が空き家になる
などは容易に想像できますし、実家が空き家になる割合が高いことは明白です。
1世帯当たりの戸数も1.16まで上昇し、下がる気配すら感じられません。
日本の場合、新築住宅の着工数は減少してはいるものの
解体される古い家が圧倒的に少ない為、どうしても世帯数に対し総住宅数が増えてしまいます。
更地にすると固定資産税が高くなることや、再建築不可物件だと再建築できないケースがあるなど、理由は多岐にわたります。
他にも相続トラブルや、日本人に根強い新築志向が、空き家問題の背景にはあります。

空き家率が上がると犯罪率も上がるのか?

空き家問題が、何故これだけの社会問題になるのかというと
空き家は、所有者だけの問題ではなく、近隣周辺に種々のリスクをもたらしてしまうからです。
耐震性能が低い家だと地震で倒壊し道路を塞いでしまう危険性があります。
そうなると近隣の方の避難や救出が出来なくなる可能性を含んでいます。
他にも、放火の危険性、害虫発生による周辺への拡散、生い茂った木の越境、犯罪の危険性、景観が損なわれ周辺の資産価値低下、
などなどは、パッと思いつきます。
この中でも影響が大きいのは、資産価値の低下と犯罪率の向上です。
空き家を売却する際も、あまりに安い価格で売却してしまうと、周辺の相場が下がる場合もあります。
空き家が多くなると、不法侵入や不法占拠の的にされてしまい治安が悪化してしまうため、安心な暮らしは脅かされてしまいます。
近所に管理されていない空き家があると、近隣の方に不安を感じさせてしまう時代になっている事をもっと自覚すべきかもしれません。
広島で空き家率が最も高いのは中区で、最も低いのは佐伯区です。
全国の空き家率は、13.3%なので、中区の空き家率がいかに高いかご理解いただけると思います。
中区の空き家内訳を見てみると賃貸用の共同住宅で空き家が群を抜いて発生していることが分かります。
かつての下町情緒あふれる中区は見る影もなくなってしまい、今やマンション群へと変貌した中区ですが
問題は「賃貸の空き家率」です。
「賃貸の空き家率」でみると全国第6位~7位です。
相続対策でマンションを建ててはみたものの、これでは、家賃収入すら見込めない状況です。
空き家は重大な問題だからこそ国が動き対策を打ち出してくるわけです。
2015年には「空き家対策特別措置法」が完全施行されました。
管理されていない空き家とみなされ「特定空き家」に指定されると
固定資産税が6倍に跳ね上がります。
特定空き家に認定されるのを防ぐ為には、空き家管理サービスなどを使い定期的にメンテナンスしなければなりません。
このような動きは、今後ますます活発になることが予想されます。
空き家問題に関しては、まだまだ知識の浅い方が多く、しっかり対応できる業者はごくごく僅かです。
弊社では、不動産部、相続対策チーム、空き家管理部門、リフォーム部、新築部など専門家を揃えています。
ご相談無料ですので、お気軽にお問い合わせいただければ全力サポートをお約束いたします。
地元、広島県のためにできることをこれからも全力で取り組みます。