広島県広島市西区で色あせしたカラーベスト屋根塗装リフォーム工事を行いました。

工事情報

工事内容:カラーベスト屋根塗装工事
使用材料:パワーシーラー、ナノシリコン他
築年数:37年前後

【工事前】

【工事後】

工事の様子

屋根に赤茶色の錆やカビ、色褪せが目立ち劣化が進行していた為、

カラーベスト屋根の塗装工事を行いました。

カラーベスト屋根は、日本でも普及率の高い人気の屋根材です。

とはいっても、カラーベスト屋根って何か分からない、という方も多いのがこの屋根材です。

瓦屋根であれば重さはあるものの丈夫で耐久性がある、というイメージがありますよね。

カラーベスト屋根は、簡単に言うと

「セメントとケイ石を主成分とし繊維質で補強した屋根材」です。

瓦よりも軽量のため耐震性に優れており、色やデザインが豊富なことが特徴です。

しかし、セメントにより成形されている為、カラーベスト自体に防水性はありません

この防水性を補填する、外観を綺麗にするために行うのが「塗装」です。

瓦屋根は塗装しませんが、スレートやカラーベスト屋根は塗装が必要となります。

しかし、塗装の寿命目安は約10年前後と短く、

塗膜が劣化するにつれ見た目だけではなく、防水性が低下していきます。

瓦屋根よりも初期費用が安価である分、定期的なメンテナンスが欠かせない屋根材でもあります。

今回は、カラーベスト屋根の塗装工事の様子をご紹介します。

 

工事開始です。

メインの作業へと入る前に足場の設置や保護シートの設置を行います。

写真に写っている緑色のシートが保護シートと呼ばれるものです。

保護シートは塗装作業の際に塗料が近隣や愛車への飛散を防止する共に、

工事中のお住まいの様子を近隣から隠すことが出来ます。

工事中のお住まいは、工事用の道具も多くあまり綺麗な見た目とは言えませんから、

せっかくなら綺麗なお住まいを見てほしいですよね。

設置後、洗浄作業へと移ります。

塗装工程前の重要な工程の一つとなります。

高圧洗浄機で洗浄を行い、屋根の上に付着した苔や錆を削ぎ落していきます。

高圧洗浄機による洗浄後、ブラシを用いてケレン掛けを行います。

洗浄に高圧洗浄機を用いることで、ある程度の汚れを一気に落とすことが出来ますが、

細かな汚れやしっかりとこびり付いてしまった錆などは落とし切ることはできません。

その為、小さな汚れは手作業で丁寧に落としていきます。

屋根材のケレン作業の他に、ケレン掛けが必要な部位は鉄部です。

金属製の為、雨による錆が発生しやすく変色も起こりやすくなります。

こちらは、サンドペーパーを用いてケレン掛けを行います。

屋根の塗装前に鉄部塗装を行います。

鉄部は先ほど記したように錆が発生しやすい箇所です。

その為、メインの塗料を塗布する前に錆止め塗料を塗って、錆の発生を防止します。

よく勘違いされやすいのですが、

錆止め塗料はこれから発生する錆を防止するのであって、

既に付着している錆を落とすのではありません。

その為、既に発生している錆は高圧洗浄機やケレン掛けでしっかりと削ぎ落す必要があります。

錆止め塗料を塗布後、メインの塗装を塗っていきます。

中塗り・上塗りでは同じ塗料を使用しますが、その効果は異なります。

中塗りは、下地を保護し下地と上塗りの密着性を向上させます。

その後、上塗り塗料と塗り、色ムラを隠し表面を整えます。

鉄部の塗装が完了しましたら、屋根材の下塗りを行います。

下塗りには「パワーシーラー」を使用しました。

下塗りは屋根材と次に塗るメインの塗料との接着性を高め、

カラーベスト屋根が持たない防水性や耐候性を向上させる役割があります。

また、屋根材は塗料を吸収することにより傷んでしまう事があります。

屋根材が傷むと耐久性にも影響している為、

シーラーを多く吸収させ、メインの塗料の吸収を抑える効果もあります。

塗装工程には必要不可欠な作業のひとつなのです。

下塗り塗料が完全に乾いた後、中塗り・上塗りを行います。

今回中塗り・上塗り塗料では「ナノシリコン」を使用しました。

ナノシリコンは屋根材の劣化の原因となる紫外線や酸性雨から保護し、

耐久性を向上させます。また、変色を防ぎ長期間の屋根の美観を維持します。

カラーベスト屋根などを塗装した際には、「縁切り」と呼ばれる作業を行います。

もともと、屋根材には雨水の排出や通気性の確保の為に溝が付いています。

しかし、屋根の塗装を行うとその溝にも塗料が入り込んでしまい、

侵入してきた雨水の排出が出来ず、下地の腐敗を促してしまいます。

下地の腐敗は雨漏りの原因もなりますので、注意が必要です。

縁切り作業後、色ムラや塗り残しがないかなど

最終チェックが終りましたら工事完了となります。

 

カラーベスト屋根は色褪せや苔な軽度の劣化であれば、

今回のような塗り替え工事を行います。

しかし、ひび割れや欠損など重度の劣化であれば

カバー工法や葺き替え工法など屋根全体をリフォームすることとなります。

病気と同じく劣化を放置していたら、進行するばかりで治療にも時間が掛かりますよね。

屋根もあなたの身体と同じく早め早めのメンテナンスを心掛けましょう。

 

広島のお隣の山口県では、今年に入り火事が13件起こったそうです。

春になりましたが、まだ空気は乾燥しています。

火の取り扱いには十分気を付けたいですね。