
こんにちは、ハイボール竹本です。
フランス国王ルイ16世の王妃マリーアントワネットは
自分だけが長方形や三角形など、色んな形のハンカチが持ちたいという我が儘で
国民に正方形のハンカチしか持たせないようにしたそうです。
しかし、正方形のハンカチは折りたたみやすく持ちやすいと
国民の評判が良く、世界中に広まり現在の主流となったそうです。

こんにちは、濱本です。
今の主流のハンカチの形は、マリーアントワネットの我が儘がきっかけだったのですね。
我が儘も時には便利なものに繋がるのですね。
今回は、広島市安佐北区で波板貼り替え工事を行いました。
工事情報
工事内容:波板貼替工事
築年数:20年前後
【工事前】
工事の様子
今回は物置の屋根に設置された波板が
色褪せて透明感が無くなり、破損している箇所もありました。
波板には主に5つの種類があります。
昔から多く使用されている「塩ビ波板」は、安価で目隠し効果・柔軟性があり
加工しやすい反面、劣化しやすいといった特徴があります。
「塩ビ波板」に特殊なガラスネットを複合した「ガラスネット波板」は、
塩ビ波板に比べ耐荷重性・耐衝撃性に優れています。
近年主流となっている「ポリカーボネート波板」は
塩ビ波板と比較して約20倍もの強度があり、寿命も10年以上と長く紫外線にも強いです。
他にも、ガルバリウム鋼板で出来た「ガルバリウム鋼板波板」や
薄い鉄版の表面を亜鉛で覆った「トタン波板」があります。
どんなに頑丈な波板でも長い年月が経つ事で必ず劣化していきます。

屋根は日々、紫外線や雨風の影響を直接受けているため
変形やくすみの他、ひび割れや破損といった劣化が生じていきます。
酷くなる前に専門家に相談しましょう。

今回は、波板貼り替え工事の様子をお伝えします。
周辺に養生を施し、工事開始です。
まず破損した既存の波板を撤去します。
波板の撤去を終えたら、下地となる骨組み部分に劣化がないか確認し
腐食や錆などが発生していたら補修をします。
今回は傷みが見られなかった為、そのまま新しい波板を設置していきます。
今回は衝撃に強く、割れにくい「ポリカーボネート波板」に貼り替えます。
ポリカ―ボネート波板は裏表がある為、貼る際は間違えないように注意が必要です。
波板同士の繋ぎ目は、2山以上重ねて貼り合わせる事が基本です。
固定する留め具は、釘のてっぺんに傘の様な広いつばがある「傘釘」を使用します。
傘釘は3~5山間隔に打っていきます。
波板が外れない様、しっかりと固定し仕上げていきます。
波板を変えただけで日の光が差し込み、明るい空間になりました。

波板は劣化すると、見栄えが悪くなるだけでなく
本来の役割である雨の防止も出来なくなります。
また留め具が知らない内に錆びたり、抜けたりすると
台風などの強風で波板が飛ばされる危険性があります。
メンテナンスを心掛ける事で、2次災害を防ぐ事ができます。
定期的なメンテナンスを忘れない様にしましょう。

竹本所長、ありがとうございました。
波板や外壁などで気になる事がありましたら、お気軽にご連絡下さい。