
こんにちは、クリクリ笹木です。
先日テレビで、スベスベマンジュウガニと呼ばれる
美味しそうなカニを見ました。
しかし、毒を持ったカニだそうです。

こんにちは、山根です。
見た目や名前によらず、猛毒を持った植物や動物は意外に多いですよね。
今回は、広島市安佐北区で屋根漆喰の塗り替え工事を行いました。
工事情報
工事内容:屋根漆喰塗り替え工事
築年数:30年前後
【工事前】
工事の様子
瓦屋根に欠かせない漆喰は、棟などの土台を守る役割があります。
そんな漆喰は、定期的にメンテナンスを行う必要がありますが
メンテナンス時期を見逃してしまい、劣化を放置すると
屋根全体のダメージに繋がってしまいます。

今回の様な和瓦の耐用年数は約50年~60年と長いですが
漆喰は瓦よりも寿命が短く、10~15年程度で表面が朽ちてきたり
剥がれやひび割れが発生します。
重症な雨漏りの原因にもなりますので、早めの補修を行いましょう。

今回は、屋根漆喰の塗り替え工事の様子をお伝えします。
脚立を用いて屋根に上がり、養生をして工事開始です。
まず、既存の漆喰を取り除いていきます。
劣化した漆喰が残った状態で、新しい漆喰を塗布すると
下地と密着しない為、耐用年数よりも短い期間で剥がれてしまう恐れがあります。
専用のヘラを使って隅々まで丁寧に取り除きます。
この時、漆喰の下にある葺き土は残したままにしておきます。
次に、葺き土を整えていきます。
葺き土とは、漆喰の下地である土の事を指します。
葺き土の表面がデコボコであると、漆喰が塗りにくくなり
施工不良にも繋がるので、この工程で必ず平らにします。
漆喰が馴染みやすくなるように、霧吹きで湿らせて整えていきます。
そして、漆喰を塗布していきます。
隙間なく均一に塗布する事がポイントです。
棟瓦の隙間を埋める様、1つ1つ漆喰を塗布して仕上げていきます。
「漆喰を剥がして、塗るだけだろう」と
簡単な作業に思われるかもしれませんが、
霧吹きの水分量や漆喰の塗布量など、誤ってしまうと
更に屋根を劣化させてしまいます。
職人が長年培ってきた知識や技術が必要である為、DIYは控えましょう。

漆喰が剥がれたまま放置すると、葺き土が崩れてしまったり
瓦の抜け落ちや雨漏りなどの被害がどんどん拡がっていきます。
人間と同じように、傷が浅い内にメンテナンスを行いましょう。

笹木監督、ありがとうございました。
大きな屋根の中の漆喰という小さな箇所が劣化するだけでも
屋根全体のダメージに繋がってしまうのですね。
屋根に関するお悩みは、弊社にお任せください。