
こんにちは、クリクリ笹木です。
本日1月26日は「文化財防火デー」なんですよ。
ご存知でしたか?

こんにちは、小田です。
文化財から出火して、貴重な壁画が焼失したんですよね。

その通りです。
約70年前の今日、法隆寺の金党から出火し
貴重な壁画などを焼失したことをきっかけに
文化財を火災や震災から守るため、制定されたそうですよ。

文化財は大切にして、綺麗な状態で後世に残していきたいですね。
先日、お客様から「屋根の状態を最近見ていないので、一度見に来て頂けませんか?」
とご連絡を頂き、広島市安佐北区で劣化した屋根漆喰の修理診断を行いました。
拝見したところ、全体的に黒い汚れが付着していました。
また、ひび割れた所もありました。
屋根漆喰は、練部分の瓦同士を繋げる役割を果たしています。
隙間を埋めることによって雨風の侵入を防ぎ、瓦ズレを防いでいます。
漆喰は、屋根部材の中で1番劣化が早いと言われています。
劣化サインとしてよく見られるのが、今回の様な黒ずみです。
この黒ずみは、漆喰に発生する「カビ」や「コケ」が原因です。
カビやコケは1度生えてしまうと、漆喰の中に根を張ってしまい
漆喰の表面に付いた雨水を奥へと吸って、更に劣化が進み
どんどん繁殖していきます。
また、屋根から漆喰が剥がれ落ちたり、ひび割れが起きる症状もあります。
漆喰は、棟の土台である葺き土を守る役割も果たしています。
ひび割れていたり剥がれている場合は、葺き土が雨水を吸収し
晴れた日に乾燥するのを繰り返す事で、葺き土の劣化を早めてしまいます。
葺き土の変形が起きると、棟に積まれている瓦の並びが歪み
雨水の侵入も多くなってしまいます。
この悪循環が続くことによって、深刻な雨漏れが発生する恐れもあります。
瓦の耐用年数は約50年~100年と言われていますが、漆喰の耐用年数は約20年程度と短いです。
瓦を長く維持するため、10年に1度の漆喰塗替えが必要になります。

屋根の状態は、専門の方に定期的に診断してもらい
屋根を長持ちさせましょう。

笹木監督、ありがとうございます。
屋根・外壁でお困りなことがありましたら
弊社へご相談ください。